冷徹な大量虐殺:中国での法輪功(学術誌の掲載論文)

冷徹な大量虐殺:中国での法輪功
(学術誌の掲載論文)
 

『ジェノサイドの研究と阻止:国際ジャーナル(GSP)』に2018年に掲載された論文。GSPはジェノサイド研究学者国際協会(IAGS: The International Association of Genocide Scholars)の公式学術誌。

 

要約

法輪功撲滅運動における冷徹な大量虐殺のパターンを模索する論文。法輪功は1999年以来、中国政府が撲滅の対象にしてきた精神修養方法。記録されてきた大量虐殺の事例と比較すると、法輪功の大虐殺は、事実上、無視されてきた点で異例である。同論文は、ソーシャルワーク、医療、法律を包括する学際的な視点から、この隠蔽されたジェノサイドの多角的な性格を明確にしようと探っている。特に、法輪功撲滅運動は下記の三点から、冷徹な大量虐殺として他とは異なることを示している。

(1) 多角的:法輪功学習者を、肉体のみならず、心理的、社会的、精神的に破滅させる
(2) 不可視という点で狡猾
(3) 撲滅運動の行われている社会で通常化

これらの不可視で物理的でない要素が相互に作用し、法輪功学習者を対象とした勢力のある陰湿で極端な「冷徹な大虐殺」が生み出されている。また、これらの要素が相互に作用しているため、この大虐殺は今日のジェノサイド研究で過少評価されている。

 

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著者:

カナダ・マニトバ州ウィニペグ、マニトバ大学
マリア・チューン

米ワシントンDC、強制臓器摘出に反対する医師団(DAFOH)
トルステン・トレイ

カナダ・マニトバ州ウィニペグ、マニトバ大学
デービッド・マタス

カナダ・オンタリオ州トロント、ヨーク大学
リチャード・アン